春恋~春来い~
「蒼太が友達と話したいと…、よろしくお願いします。」












そう言って両親は帰って行った。












「蒼太、お前大丈夫なのか?」











あ…ハルくん…
あんな状況を見て…気まずいな…











「俺は全然大丈夫だぜ。」











「そうた~、心配させないでよ~」












「ごめんごめん、和葉。お詫びに今度なんかおごってやるよ。」











「ほんと?やったー!!」












「ハルちゃん?どうしたの?」











「……え!?…あ、ううん、何もないよ。」












今の私は笑顔なんて作れていないはずだ。今にも涙が出てきそうなんだ。頭の中、くるみちゃんの告白の映像がリピートされている。











「今日はもう、皆暗くなるから帰った方が良いよ。俺の事は心配すんな。もう大丈夫だから。」










「じゃ、お大事に。」










「じゃあね、蒼太!おごり、約束だよー」













「…………」














私は足の進むままに帰った。


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