マーメイドの恋[完結]
恋人が欲しいなどとは思っていない。
なのに男たちは夏子に近づく。
恋人などいらないという態度が、執着しない女だから別れやすいと思わせるのか。
そして、夏子にも当然嫌いなタイプはいる。
しかし、近づく男は割りと魅力的な男なのだ。
自分もそれを知っているから、自信があるのだろう。
狙えば落とせるという。
執着する女、依存する女、そんな女は彼らには必要がないのだ。
遊べて捨てやすい女。
それが夏子なのか。
そう思わせない為に何をすればいいのか夏子にはわからないし、わかったところでできないだろう。
今度も伊原のペースで進んでいく。
伊原が夏子を飽きるまでの付き合いだ。
ーもうシャワーだけだと寒いわー
でもそんなこともどうでもいいし、男たちのこともどうでもいい、それが夏子なのだ。