マーメイドの恋[完結]
「お腹空いたやろ。なに食べようか」
もうすぐお昼の2時になろうとしていた。
夏子はあまりお腹が空かないタイプだ。
それでも3食きちんととる。
しかし、今日は緊張のためか、朝食もパンを少しかじっただけだった。
にも関わらず、やはり食欲はない。
「ここだと焼きカレーかな。でも熱いの苦手」
たまには自分の意見も言わないと、男にばかり決めさせてはいけないような気がして、夏子はそう言った。
「そうだな〜他にないみたいだし、焼きカレーにしようか。ゆっくり食べればいいし」
「うん」
店に入り焼きカレーが運ばれてくると、ますます食欲がなくなった。