マーメイドの恋[完結]
「ほら、捕まえた。狭い部屋なんやけん、逃げられるわけなかろ〜もん。よっこらしょ」
夏子は伊原に抱きかかえられた。
ーもしかしてこれはお姫様抱っこ?でも、抱っこしてるのは裸の王様やんー
「キャハハハハ」
「なん笑いよ〜とね」
「だって、だって〜」
ー裸の王様なんだもんー
「お仕置きせないかんね」
そう言うと、伊原はベッドの上で、夏子の部屋着の下を捲り上げ、いきなり入ってきた。
「あっ」
ズンッという感じで突き上げられる。
「いやっ、ううん」
「嫌なんか?夏子。したくないんか?」
「したくないわけやないよ」
「したいんか?ちゃんと言わなわからんばい」