マーメイドの恋[完結]
「タワーマンション?買ったら1億以上するよ」
「そげな高いとこしかなかね?そんなら頑張って働いて買っちゃろかね」
「すご〜い」
「本気にしてなかろ?タワーマンションは無理ばってん、夏子と住むとこほんとに買っちゃるけんね。そしたら夏子と毎日できるやん。こげなこといっぱい」
そう言って伊原は夏子に後ろから入ってきた。
「あんっ、ほんとにここですると?」
「そうくさ。夏子の長い髪が濡れてから、又色っぽいし、いやらしいけんたまらんっちゃ。夏子ちょっと立ってから前に手をついてみてん」
「いやっ、恥ずかしい」
男は必ず後ろからしたがる。
今までの男たちも夏子を後ろから突いた。
夏子にとってそれは、男が終わるまで、その苦痛に耐えるだけの行為だった。