マーメイドの恋[完結]
早速、夏子はLINEを確認した。
伊原のアイコンはプレスリーだった。
夜にでも、メールを入れてみようと思い、ケータイをバッグに戻した。
洗濯が終わったので、シーツをベッドにセッティングした。
その後に掃除機をかけようと思ったが、先に買い物に行こうと思い直し、天気がいいので毛布をベランダに干すことにした。
洗濯ばさみを探すと、物干し竿の端に小さなカゴがぶら下がっており、その中に入っていた。
伊原の母親も毛布などを干すのだろうか。
大きめの洗濯ばさみがカゴの中には入っていたので、毛布が落ちないように止めることができた。
その後マンションを出て、デパートに向かい、とりあえずキッチンコーナーを見て回った。
見ていると、買いたいものはたくさん出てきた。
フライパンや鍋類を買うと、夏子ひとりでは持って帰れない。
やはり伊原と改めて来た方が良さそうだと夏子は思った。