今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
俺が躊躇している間に祐太朗は、玄関口に置いてあったスリッパに履き替えて、階段を上っていく。

 慣れたような行動に、俺も慌てて祐太朗に倣ってあとを追いかけた。


「もしかして、いつも見に来てるわけ?」

「まさか。つき始めた頃、サッカー部の連中と見に来たことが何回かあるだけだよ」


「俺、誘われた覚えないけど?」


 祐太朗は階段の途中で立ち止まると、俺をじとっと見て、

「その頃、おまえ部活に来てないじゃん。来ないようなヤツをどう誘えと?」

 イヤミたっぷりに言われてしまった。


「すみませんでした」

 俺は深々と頭を下げる。

 幽霊部員してた空白の時のことだったとは。


 そこを突かれると、実はとてもイタイ。

 
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