今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
 初めて練習に参加した日。


『やっと、やる気になってくれたんだ。おまえ、ものすごいスロースターターだな』

 って、笑いながら冗談を言って、手を差し出してくれたのが祐太朗だった。


 中途入部でもなく、怪我とか病気とか、正当な理由もなく、3か月もたって初めて顔を見せること自体、バカにしているようなもんで、いまさら、受け入れてもらえるかどうか心配していてたんだけど、意外なほどすんなりと入ることが出来て、みんな歓迎してくれた。

 こいつの存在も大きかったかもしれない。

 あの一言でその場がワッと湧いて、和やかな雰囲気になったのは確かだから。


『俺達も待ってたんだぜ。戦力期待してるからな』

 って、先輩達からも言ってもらえたのは嬉しかった。

 中学の時の成績を評価していてくれたんだと思うと、今まで何やってたんだろうと自己嫌悪にかられたりもしたけど。


 何はともあれ、今こうして頑張っていられるんだから、少しでも上に行かなきゃなって思う。

 
< 333 / 566 >

この作品をシェア

pagetop