今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
 2階に上がると体育館内が一望に見渡せた。

 コートは8面。

 縦長に男子部と女子部が分かれて練習していた。


 陽菜はどこにいるんだろう。


「ダブルスの試合、やってるみたいだな」

 祐太朗が手摺に頬杖ついてポツリと呟いた。


 俺達の姿を見つけた女子部員達が見ていた。

 一斉に集まった視線に何気にたじろいでしまった。
 こうも1点集中されると、さすがに恥ずかしい。

「注目されちゃったな。おまえがいるからだぞ」

 って、祐太朗に言われたけど。

「別にそんなんじゃないだろ。部外者がいきなり上にいるから、びっくりしたんじゃないのか?」

「悠斗って、謙虚なヤツだったっけ?」


 ニヤニヤしてからかう祐太朗。

 一応、そういうことにしておけよ。


 モテるって、自信満々だったのは認める。実際そうだったけど。
 
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