今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
「悠斗、ちょっと、頼まれてくれる?」
航太の声がした。
「いいけど、何?」
さっきは口もきかなかった航太が俺の方を向いた。
「沙弥佳がいると思うんだよね。どこかに」
言いながら、航太は顔を上げて前を見た。
同じように視線を移すと、遠巻きに見ている何人かの生徒達。
人数は数えるくらいだけど、航太の口ぶりでは吹奏楽部もあの中にいるのかもしれない。
そういえば、音楽が聞こえていたなって、頭の片隅をよぎった。
「今日は陽菜と帰るから、一緒に帰れないって、伝言頼まれてくれるか?」
思ったより、穏やかな声音に少し戸惑っていると、陽菜がハッとしたように航太を見上げた。
「航太、そんなこと……」
「俺は陽菜と帰りたい。沙弥佳とは次があるし。今日は陽菜と帰る。これは譲らない」
意思を貫くような強い瞳で見つめた航太。
陽菜も航太の思いを受け止めるように見つめ返した。
航太の声がした。
「いいけど、何?」
さっきは口もきかなかった航太が俺の方を向いた。
「沙弥佳がいると思うんだよね。どこかに」
言いながら、航太は顔を上げて前を見た。
同じように視線を移すと、遠巻きに見ている何人かの生徒達。
人数は数えるくらいだけど、航太の口ぶりでは吹奏楽部もあの中にいるのかもしれない。
そういえば、音楽が聞こえていたなって、頭の片隅をよぎった。
「今日は陽菜と帰るから、一緒に帰れないって、伝言頼まれてくれるか?」
思ったより、穏やかな声音に少し戸惑っていると、陽菜がハッとしたように航太を見上げた。
「航太、そんなこと……」
「俺は陽菜と帰りたい。沙弥佳とは次があるし。今日は陽菜と帰る。これは譲らない」
意思を貫くような強い瞳で見つめた航太。
陽菜も航太の思いを受け止めるように見つめ返した。