スキと言えるまで。





「これなら2人ともあったかいだろ。」





いや確かにあったかいんだけどさ…、私の心臓的に色んな意味であったかすぎて。





「プレゼントした意味もあんまり感じないよね…。」





「まーいいんじゃねーの?
嫌なら手放すけど、手袋は両方お前が付けてろよ。」





「嫌じゃないです!
もっとプレゼントの意味がなくなるから、このまま帰ろう!」





「…変な奴。」





こんなことして帰ってる私たちは、街のカップルに紛れ込めるぐらいにカップルに見えるかな。
なんて思ってたのは秘密。






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