スキと言えるまで。





「あの、あの、あんまり怒らないであげてください…。」





「仕方なぃねぇ…。
女の子の頼みは無下にはできないから。
けど、」





琉那の方を向いたかと思えば、樹の方に再び向き直り。
樹の制服のシャツを掴んで、自分の近くに引き寄せた。





ふたりの距離は0に近い。





美形がやるとこんなに絵になるんだなぁ…。
ってそんなこと思うって、私のキャラじゃない!!







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