スキと言えるまで。





「若葉、そういう訳にはいかないんだよ。
薔薇姫はうちの学校の名物で、出ないとかは…。」





「佑樹先輩、私は絶対に嫌なんです。」





裏方雑用、なんでもやりますから、一切会合や向こうとは顔を合わせたくないので。
そうまで言って拒否してる。





「若葉、何一体そこまで拒否する理由は。
滅多にわがままなんて言わないじゃない。」





「そうですよー。
私も若葉ちゃんと一緒に、ドレス着たいですし♪」





…若干空気よめてない琉那。
薔薇姫伝統のドレスアップが楽しみなんだろうねぇ。
若葉の男装しか、琉那は見たことないし。
こっち来てから女子の制服、一回も着てないと思います。






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