桃の花を溺れるほどに愛してる
「……おーい?もしもーし?京子さーん?」
……ダメだ。完全にかたまっていらっしゃる。やっぱりビックリするよねー、私もビックリしたし。
けど、いくらビックリしたからって、そんなにかたくなるまでビックリしなくても……。
「と、うか……それで……あの、返事……返事は……なんと?」
ギギギ……とロボットのような動きをしながら、恐る恐るといった感じで聞いてきた京子に、私はまたさらりと言いのけてみた。
「丁重に断った」
「ひ……っ!」
「あ。気絶した。……って、京子ぉ?!ちょっ、目を開けてよっ」
ふらりと倒れた京子を無理にでも立たせ、頬をぺちぺちと叩いてやると、京子は目を開ける。
「ごめん、あまりにも強烈だったから気が遠くなったわ……」
「実際に気を失ってたわよ」
「私、今ほど言葉がナイフなのだと実感したこと、他にないわ……」
「私……別にナイフを放ったつもりはないんだけど……」
「まぁ、そんな強烈だとかナイフだとかはどうでもいいとして!え、なに?!榊先輩からの告白を断ったのっ?」
京子って声が大きいから、みんな……いや、主にファンの子達がみんなこっちをガン見して話を聞いているみたいなんだけど。
私が告白されたと言った時は、「抜け駆けなんていい度胸、とっちめてやるわよ」と言わんばかりの視線を感じたけど、私が告白を断ったと知った時は、「あの榊様をフるなんて何様のつもり?」と言わんばかりの視線を感じるんですけど。
どっちにしろ嫌な意味の視線を感じるんですけど。
……ダメだ。完全にかたまっていらっしゃる。やっぱりビックリするよねー、私もビックリしたし。
けど、いくらビックリしたからって、そんなにかたくなるまでビックリしなくても……。
「と、うか……それで……あの、返事……返事は……なんと?」
ギギギ……とロボットのような動きをしながら、恐る恐るといった感じで聞いてきた京子に、私はまたさらりと言いのけてみた。
「丁重に断った」
「ひ……っ!」
「あ。気絶した。……って、京子ぉ?!ちょっ、目を開けてよっ」
ふらりと倒れた京子を無理にでも立たせ、頬をぺちぺちと叩いてやると、京子は目を開ける。
「ごめん、あまりにも強烈だったから気が遠くなったわ……」
「実際に気を失ってたわよ」
「私、今ほど言葉がナイフなのだと実感したこと、他にないわ……」
「私……別にナイフを放ったつもりはないんだけど……」
「まぁ、そんな強烈だとかナイフだとかはどうでもいいとして!え、なに?!榊先輩からの告白を断ったのっ?」
京子って声が大きいから、みんな……いや、主にファンの子達がみんなこっちをガン見して話を聞いているみたいなんだけど。
私が告白されたと言った時は、「抜け駆けなんていい度胸、とっちめてやるわよ」と言わんばかりの視線を感じたけど、私が告白を断ったと知った時は、「あの榊様をフるなんて何様のつもり?」と言わんばかりの視線を感じるんですけど。
どっちにしろ嫌な意味の視線を感じるんですけど。