Doll‥ ~愛を知るとき


翌朝、浩也は仕事に出掛けた。

夜まで愛翔と二人きり。

緊張が解れたみたい、少し安堵した。


「愛翔、お着替えしよぉね。」

「はぁい。」

クローゼットを開けて、愛翔の服を探した。

浩也の実家に置いたままなのか、愛翔の衣服は数が少なかった。

パジャマを脱がせようと、胸のボタンに手を掛けた。

「あーくんがしゅる。」

愛翔は、そう言って、ぎこちない手付きでボタンを外し出した。

「すごいね、上手。」

あたしが褒めると、愛翔は嬉しそうに無邪気な笑顔を見せた。


 
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