Doll‥ ~愛を知るとき
夕方に眠ったせいか眠気が来ないみたい、愛翔はゴロゴロしている。
愛翔の小さな背を撫でながら、あたしは考えていた。
樹がストーカーなんて、浩也がでっち上げた嘘。
そうでも言わなきゃ、警察は動かなかったんだ。
事件性を匂わさなければ、警察は動いてくれない。
アパートに刑事が訪れた理由は、通報があったからだと聞いている。
きっと、隣の主婦だと思った。
樹の姉の友人。
─── あの夜‥