Doll‥ ~愛を知るとき
 

肩までの髪は、ぐしゃぐしゃに乱れていた。

パジャマのボタンが取れているみたい、歌穂は片手で前を合わせていた。

左の頬が赤い。

それに、鼻血を出したんだ。

顔にもパジャマにも血痕が付いていた。


「歌穂‥、大丈夫‥?」

ベッドから身を乗り出して、歌穂に声を掛けた。

「ハメやがって!!」

歌穂は、あたしに向けて また怒鳴った。


 
< 224 / 666 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop