Doll‥ ~愛を知るとき


「エナ!起きろッ!」

歌穂は、怒鳴った。

咄嗟のことで、あたしの思考はショートした。

暗くて、歌穂の顔がよく見えない。

目を凝らしていると

「どしたん?」

と、驚いて目を覚ました聖美が二段ベッドの上段から歌穂に声を掛け、梯子を伝って降りて来た。

「歌穂っ‥。」

聖美は、部屋の照明を点けると絶句した。

あたしも明るくなった部屋で、歌穂の姿に息を飲んだ。


 
< 223 / 666 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop