Doll‥ ~愛を知るとき


受け身なんだ、いつも‥。

自分から事を興すのが苦手。


相変わらず、規制の厳しい集団生活に不満を感じながら、日々を過ごす。

食事の時間も、お風呂の時間も決まっている。

朝シャンに、とても憧れていた。


樹のことは、ずっと想っていた。

だけど、あたしの想いは胸に秘めたまま、翌年の二月下旬、樹は卒業した。

二年後、再会するまで、彼への想いは胸に仕舞ったままだった。


 
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