Doll‥ ~愛を知るとき
操りたいんだ、あたしを‥。
「愛波、行こ。」
優しく微笑んで、あたしの頭をクシャクシャ撫でて、樹は立ち上がった。
そよ風が肌に心地いい。
手を繋いで牧場に戻った。
「ね、樹。あれは?」
「休憩所だろ。」
牧場の端にある建物に入ると、お土産コーナーがあった。
牛や羊、動物のぬいぐるみが たくさん並んでいる。
樹に手を引かれて、順番に見て廻った。
ポプリ、キーホルダー、バター飴‥。
「ねぇ、樹。これ買いたい。」
あたしが手にした物を見て、彼は頷いた。