Doll‥ ~愛を知るとき


診察を受け、お薬を貰って、またタクシーで家に帰った。

熱冷ましの座薬で熱は下がったけど、体が怠いのか愛翔は愚図ったまま。

眠るまで、ずっと抱っこしていた。

深夜、ようやく眠った愛翔をダブルベッドに寝かせて、あたしも その隣で眠りに就いた。


朝方、電話の鳴る音で目が覚めた。

浩也は、まだ帰っていなかった。

今日が定休日だから実家にいるのかもしれない。

枕元に置いている子機に手を伸ばし、電話を受ける。

「林田です。」

「もしもし、愛波さん?」

電話を掛けてきたのは、義母だった。


 
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