Doll‥ ~愛を知るとき
愛翔の背中に残る火傷痕を見る度に、胸が強く痛む。
愛翔が浩也に怒られていたら、可哀想に思っている。
なのに、あたしは愛翔の行動に声を荒げる日が増えるようになった。
確かに愛翔を愛しているのに‥。
愛翔が癇癪を起こすと、ココロの闇が その“愛”を感じなくさせる。
見えない夜の海と同じ。
可愛いのに愛せない。
ジレンマがあたしを苦しめた。
その感情は、自分では どうしようもなかった。