Doll‥ ~愛を知るとき
─ 愛翔は悪くない‥
怒っちゃいけない‥
分かっているのに、自分の感情に歯止めが効かなくなった。
「ねぇ、泣かないでよ!なんで泣くの!?もうヤだ!」
みんなで あたしを苦しめて、一体何がしたいの?
あたしは、あんた達のロボットじゃない!
浩也や義母への不満を愛翔にぶつけている。
そんな自分が嫌でたまらないのに‥。
愛されていないから、愛されたことがないから、愛し方が分からなくなった。
例えば離婚を選んで、愛翔を奪われることは死ぬほど辛いことなのに‥。
目の前で泣く愛翔を愛しいと思えなくなった。
あたしのココロは、少しずつ少しずつ壊れていった。