Doll‥ ~愛を知るとき


干物とか苦手なのに、最近は食べられるようになった。

お昼ごはんを済ませて、いつもと同じ行動パターン。

物覚えは悪いのに、セリフを覚え込むくらい同じ少年漫画を広げて、寝転がって読んでいるうちに、うとうと眠っていた。


─────
 ──────

── ピンポーン♪

   ピンポーン♪


どれくらい眠っていたんだろ‥。

滅多に鳴らないインターホンの音で目が覚めた。


─ 誰‥?


この部屋に人が訪ねて来るなんて珍しい。

樹も友達はいない。

よその町で生まれ育ったって言っていた。


畳の上で寝ちゃってたからか、寒気を感じる。

あたしは体を起こして、玄関に向かった。


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