Doll‥ ~愛を知るとき
「どーゆこと‥?」
目の前の状況が理解出来ず、あたしは戸惑いを感じてた。
「どうぞ、入って。」
歌穂に促されるまま靴を脱ぎ、ひんやりとした狭い玄関ホールに立つ。
彼女に続いて急な階段を上がり、あたし達は、二階の一室に入った。
部屋の隅には、お布団が敷かれている。
そこに愛翔を寝かせ、樹の傍に座った時
「お疲れさん♪」
廊下から、玲央が姿を現した。
「車、ありがとな。助かったよ。」
そう言った樹に、玲央は照れ臭そうに笑うと
「お役に立てて光栄っす。」
って、言った。