Doll‥ ~愛を知るとき

「ばあちゃんの言うこと聞いて、お利口で待っててね。」

「しゅぐ かえってくる?」

「すぐは無理だから、玲央兄ちゃんに あーくんも病院に連れて来てってお願いする。ね?」

「うん!」

素直に頷いてくれた愛翔の頭を撫でて、あたしは到着したタクシーに乗った。

そして、病院に向かった。


── もうすぐ、樹の赤ちゃんに会える‥


とてもドキドキしていた。

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