Doll‥ ~愛を知るとき
─ 繋がってる‥
波だが溢れて止まらない。
抑えていた感情が溢れ出して止まらない。
ふわっと樹の腕に包み込まれて
「愛波、その子‥俺の子だよね?」
抱っこしている赤ちゃんのことを彼に訊かれた。
嘘はつけなかった。
小さく頷いていた。
「バカだな、愛波‥。なんで黙ってたんだよ。」
喉の奥が熱い。
上手く声が出せない。
「ひとりで頑張りたかった?」
幼い子に尋ねるみたい、樹は訊いた。
小さく頷いて、彼を見上げる。
「やっぱ、愛波に意思をもたせちゃダメだったな。」
ちょっぴり呆れた声で そう言うと、樹は眉をしかめて見せた。