Doll‥ ~愛を知るとき

樹の舌が、あたしの舌に触れる。

絡める舌に恋の感情を乗せて、あたし達は愛し合う。


樹の優しさがすき‥

樹の温もりがすき‥

樹の全部を愛してる‥


ずっと変わらぬ愛をもって、あたしに与えてくれる。

呼応するココロがカタチになるから、抱き合いたくなるんだって‥。

そう耳元で囁く彼に、小さく頷いている。


樹の手、魔法みたい。

あたしの肌を露にする。

十字架のペンダントトップが光る胸に、強く唇を押し当てて

「愛波、愛してる‥。」

深くkissの痕を残して、樹は あたしを抱きしめた。

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