手に入れたいのはお前だけ。
由くんに単語帳を渡されたからか、あたしの英語の勉強はなんだかはかどった。
どんどん単語が頭に入ってくる。
嬉しい。由くんと勉強できてるこの空間が、とっても嬉しいって思う。
「……なにニヤニヤしてんの?」
一通り自分の勉強を終えたらしい茂木くんが、美喜ちゃんとの話を止めてあたしの隣に戻ってきた。
「え!?な、なんでもない」
「ていうか英語してるじゃん。ちゃんと数学もしないとー」
「い、今からするよ!」
どうやら一日じゃ、あたしの勉強はそれほど進まないみたい。