手に入れたいのはお前だけ。
「ふー。じゃあとりあえず今日はここまでにするかー」
勉強を始めて5時間、茂木くんの掛け声によってあたしたちは一斉に伸びをした。
「美喜ちゃん、進んだ?」
「抜けてるポイントはおさえれたから、これからはそこを中心に勉強すればおっけー」
「なるほど……」
さすが美喜ちゃん。賢いな。
「俺たちは大丈夫みたいだけど、心配なのは千澄ちゃんだねえ」
「う…………」
どうやらみんなは、あたしのことを心配してるらしい。
まあたしかに、あたしも自分が一番心配だよ……。