Melty Lesson


レッスン室を出ると、フロアには誰もいない状態。

ふとウィンドーにを見ると、少しだけ乱れた髪の自分が映る。

そして、やけに目立って感じるのは唇。

さっきまでこの唇が先生と触れていたと思い出すと……恥ずかしい気持ちが半分、もっと先生が欲しいって大胆な気持ちも半分ある。

見慣れた自分の唇が、やけに艶やかに濡れて見えてしまう。


それから、戸締りをして教室を出る私と先生。

初めて、二人並んで外を歩く。


「ねぇ先生……」

「何?」

「先生は私の告白が無かったら、やっぱり黙ってるつもりだった?」


そう思いきって聞いてみると、


「―…」


先生は口を閉ざしてしまう。


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