〖短編〗2度目のサヨナラ。
キィ…
微かに、扉の開く音がした。
思わず振り返ると、そこには知らない男の人がいた。
見たかんじ、同い年。
『あ、の……すっ、すみません!!』
あたしとまともに目があった。
…ってことは、あたしがこの学校のヤツじゃないってバレたかも知れない。
とりあえず、謝っとこ…
「ごめんなさいって、なにが?」
その人の声が、鋭い。
生徒会とか、風紀委員の人とかかな…。
そりゃ、怒るのも当然だよね。
『勝手にこの学校に侵入してごめんなさい!!
でも、どうしてもやりたいことがあったの…』
宏斗のことを考えると、またボロボロと涙がこぼれてきた。
「泣いても無駄だ。
今すぐ立ち去れ。」
『そんなっ…!!』
「瑠羽、なんでここにきたんだよ…!!」
…え?
なんで、あたしの名前知って…