うさぎ姫とおおかみ執事
二匹の立派な服を着た大きな灰色の狼が、あたしの前に膝まづいた。 


「ラヴィさま、この度は15才のご成人、おめでとうございます。今日は我がバロア王国から贈り物がございます。」


「遠方からありがとうございます。」 

深く下げた頭を上げるとそこには、見覚えのある男が立っていた。 


「?!」
< 11 / 140 >

この作品をシェア

pagetop