年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
「ドレス見たら胸がいっぱいで」
「でも綾香さん朝から元気無かったから」
「だってさあ、ウェディングドレス作ってもらえるなんて幸せ過ぎて」
「それならいいんですけど」


 無理矢理笑顔を作って由也くんに向ける。由也くんも返事をするように笑う。


「でもプリンなら食べらるでしょう?」
「うんっ」


 由也くんは手を上げてプリンアラモードを追加した。由也くんが気遣かってくれたことを気遣かって返事した。届いたプリンアラモードを二人でつつく。


「牛乳って優秀だよねえ、こんな素晴らしい食べ物に変身しちゃうんだもん!」
「そうですね」

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