年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)

「不倫とかあ愛人とかあ。それだけ高級な時計を買えるなら借金で結婚出来ないって有り得ないですし」
「私はいいの。あんた……」
「ご主人を奪うつもりはありません。でも返すつもりもありません。お借りし続けるだけですう♪」


 彩乃はブリブリの話し方で言い放った。私は言い返せなかった。私だって似たようなものだ、由也くんにはいずれ可愛い奥さんが出来る。そしたら今度は私が由也くんをお借りすることになるんだから……。


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