年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
「なななな、なんで?」
「やっぱり知らなかったのか。長谷川がウトい」
「え?」
「お前さ、他社の新商品とかには敏感だけど、経営陣とか経営戦略まで調べてないだろ。だいたい社長の名前見りゃあさ普通なら察しはつく。藤池なんて苗字、そうそうないし」
「そんな……」
鎌谷にはあらかたのことを話してはいた。ライバル会社の新人営業マンと付き合ってて、由也くんは年下で、付き合って3年になる、とか。
「別れ話って何だよ」
「父親がライバル会社の私じゃ許してくれないだろうってさあ」
「セレブな長谷川は想像つかないしな」
「そうは言ってない」
「やっぱり知らなかったのか。長谷川がウトい」
「え?」
「お前さ、他社の新商品とかには敏感だけど、経営陣とか経営戦略まで調べてないだろ。だいたい社長の名前見りゃあさ普通なら察しはつく。藤池なんて苗字、そうそうないし」
「そんな……」
鎌谷にはあらかたのことを話してはいた。ライバル会社の新人営業マンと付き合ってて、由也くんは年下で、付き合って3年になる、とか。
「別れ話って何だよ」
「父親がライバル会社の私じゃ許してくれないだろうってさあ」
「セレブな長谷川は想像つかないしな」
「そうは言ってない」