年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
由也くんは時々日中にもうちに来ていた。合鍵は持ってるからいつでも入れる。冷蔵庫にケーキが入っていたりテーブルに焼菓子が置いてあったりした。せっせと甲斐甲斐しく荷物を運び入れる様は小鳥が必死に巣作りに励んでるようで可愛かった。
あれから由也くんは綿菓子の話はしなかった。彼氏とヨリを戻した綿菓子の様子をうかがっているんだろう。虎視眈々と二人の隙を狙ってるに違いない。
「むむ、携帯」
土曜日マンションでまったりとしていたら携帯が鳴った。画面を見れば彩乃、どうしたのかと着信に出る。
「先輩♪、お元気ですかあ?」
「久しぶり。相変わらずそうだね」
「はい。今日空いてますう?」
「うん」
「暇なんですね」
「そういうあんたこそね」
あれから由也くんは綿菓子の話はしなかった。彼氏とヨリを戻した綿菓子の様子をうかがっているんだろう。虎視眈々と二人の隙を狙ってるに違いない。
「むむ、携帯」
土曜日マンションでまったりとしていたら携帯が鳴った。画面を見れば彩乃、どうしたのかと着信に出る。
「先輩♪、お元気ですかあ?」
「久しぶり。相変わらずそうだね」
「はい。今日空いてますう?」
「うん」
「暇なんですね」
「そういうあんたこそね」