年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)

 彩乃はランチに行こうと誘う。暇だから彩乃と出掛けることにした。うちの近くに美味しいフレンチの店があるからと来ないか、と彩乃に言った。


「あれ?、先輩、引っ越しましたあ?」
「あ……うん」
「あの辺りに先輩に似合いそうな安いボロアパートありましたっけ」
「う、うるさいわっ」
「とりあえず伺いますう~」


 最寄り駅まで迎えに行く約束をして通話を切った。



「年賀状帰ってこなかったから引っ越しされてないと思ってたんですけどお」


 会うなり彩乃は言った。駅からフレンチの店まで歩く。
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