年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
 出勤する。エントランスで鎌谷にチョップされる。営業部に行く。メールをチェックする。


「……」


 昨夜もイけなかった。どうしても綿菓子の顔がチラチラする。由也くんが綿菓子を見て愛撫してるような気がして集中出来なかった。勿論由也くんにそんな意は無いし、意地悪に焦らしてるのかと思うくらい丁寧に優しく愛撫してくれた。勿論感じたし、肌を重ねるのは嬉しかった。でも何と言うか最後まで盛り上がらない自分がいる。ピルのせいもあるとは思う。演技で声を上げ、イったフリをした。由也くんもそれに合わせて放出した。


「演技ってバレるかな。やっぱ嫌かなあ……。あ、カマ」


 給湯室に行くと鎌谷がいた。鎌谷ならどうだろう。
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