年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)


「綿菓子」
「はああ? このボケがっ」
「カマありがとう、三途の川まで来てくれて」
「ボケっ! 死ぬ気かっ」
「だって死ぬんでしょ私」
「過労でくたばる柄じゃねーだろ」
「過労?? かろう、かろう……波浪警報」


 私の顔を覗き込む鎌谷は心配そうな顔をしている。


「私……」
「営業部の朝会で倒れた。今病院。検査は異常ナシ、過労寝不足だろうってさ、医者が」
「助かったんだ。そうなんだ、へえ」
「鼾グーグーかいてたぞ、お前」


 鎌谷は私から離れて立ち上がる。ちょっと電話してくる、と病室を出て行った。このところの寝不足で倒れて病院に担ぎ込まれたんだ。
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