年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)

 ここで、私には無理でした!、と言えば別れることになる。由也くんといた8年間が無駄になる。私が過ごしてきた8年間は何だったのだろう……。

 由也くんはクリスマスと年末年始の予定を話し始めた。クリスマスは初めて由也くんと泊まったホテルに宿泊、そして年末年始は海外旅行。ゴージャスなプラン、まるで星が最後を迎えるべく輝き出すようだと思った。私も由也くんも口には出さなかったが、きっとこれが最後になると覚悟を決めていた。






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