年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)

「うわあ、ありがとう! こんな高級品!!」


 私はますます期待した。由也くんはプロポーズに来たって。照れてるかな、緊張してんのかな、って顔を覗いたら、青白い顔をしていた。


「どしたの? 顔面蒼白だよ」


 それでも私はまだ気付かなかった、一世一代のプロポーズという大仕事を前に緊張してるんだと解釈してた。

 由也くんは靴を脱いできちんと揃えてから部屋に入った。いつもだって脱ぎっぱなしって訳じゃないけど今夜に限っては屈んで手を添えて並べて。


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