続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
もろくて壊れやすいからこそ大事に守っていきたい



ふたりで守って行けたら・・・・最高の未来が待っているのかも



そんなことを思いながら蓮にそっと寄り添った



「あたしも独占欲強いから常に不安感つきまとってるよ・・・・蓮かっこいいしモテるから心配だし、アメリカの金髪美女にもモテモテだろうな~なんて考えると夜も眠れない」




「金髪美女?そんなのありえねえし・・・・第一、俺の好みは莉子みてえにちっちゃくて小柄で抱き心地いいのが好みなんだよ!アメリカの金髪女なんて却下」



そんなことを笑いあいながら夏の日差しのもと海水浴を楽しんだ



でも、だんだん日も落ちてきて周りの皆が返り支度を始める様子が見えてくる




親子連れなんかはもう子供をおんぶして砂浜を足早に歩いていたりして・・・





あたし達もそろそろ帰ろうということになりみんなで荷物を片づけ始めた




涼くんや拓巳くん、玲奈ちゃんたちは真っ黒に日焼けして疲れたけど楽しかったねなんて言い合ってる




慎ちゃんも色白な肌がいい具合に焼けていてみんなにからかわれていた




男なんだから少し焼いたほうがいいぞ!なんて茜ちゃんの彼に言われてたけど・・・・




あたし達は周りに人がだいぶいなくなったのに気付くと急いで荷物をまとめて来た道をみんなで歩き始めた




その時何気なく無意識に自分の首筋に手が行く・・・・あ・・・あれ・・・?




あたしは首筋の解放感に一瞬体が固まるのが自分でも解った






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