続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
でもあたしはやっぱり蓮のことが好き




その思いは変わらない・・・・今回あたしと蓮がふたりで居るところを真近で見て慎ちゃんはどんな思いであたし達を見てるんだろう




あたしだったら自分の好きなひとが近くにいて自分と違うひとと一緒にいて仲良くしてたら




そんなこと考えるだけで苦しくなる・・・・見たくないって思う



慎ちゃんの思いを受け入れられない自分がなんだか許せなくて唇をぎゅっと噛みしめた



「だから一生懸命ネックレスを捜す慎君を見て嫉妬しました・・・・許せなかったし彼氏の蓮さんにも愛され慎君にも愛されてる莉子さんを困らせてやろうって、あたし馬鹿ですよね?
莉子さんのネックレスしてたらすぐばれるってわかってるのに・・・・気付いたら莉子さんにネックレス投げつけてました」



そう言ってふっと悲しげな笑みを浮かべ海を見つめる美帆ちゃん



心の中に思うのはやっぱり慎ちゃんではなくて、天国の彼なんだろうか


「慎君に昨日言われました・・・人の気持ちだけはどうにもならないって、だから自分の莉子に対する思いもどうにもならない好きなものは好きなんだ・・・どうしようもないよって・・
だから天国にいる彼に対する思いも無理に消そうとすることはないって・・・・ずっと思っていていいって言ってくれたんです!だからなんか少し吹っ切れたような気がして」



そう言って笑顔を向ける彼女はとても美しいと思った



いつの間にか日が傾いていて美帆ちゃんは眩しそうに目を細めている



そんな彼女はどんな辛い思いをしてきたのかあたしには想像もつかないけど強いな・・・って
心からそう思った




「無理に彼のこと忘れようとしなくていいんじゃないかって時間が解決してくれるよって・・
美帆が俺と彼を重ねて見てるなんて最初っからわかってたなんて言われちゃいました」




忘れなくていい・・・・そんな慎ちゃんの思いは何処に行くんだろう



唯一無二の彼を亡くした美帆ちゃんの思いは?そんなことを考えて胸の奥が苦しくなるばかりだった




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