続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
その後美帆ちゃんは本当にごめんなさいと一言謝ると綺麗な黒髪をなびかせて帰って行った



あたしは手のひらに戻ってきたネックレスを握りしめ走り去っていく美帆ちゃんを見つめていた




それからその日の最後の夜は皆で花火をした



あっという間に咲いて散って行く花火が綺麗ではしゃいでいる美帆ちゃんがなんだかとでも痛々しかっけど彼女は吹っ切れたような自然な笑顔を浮かべていた




でも楽しい時間はあっという間に過ぎて帰りの車中はなんだかとても静かだった




夏の終わりを嫌でも感じられて蓮との別れが近くなったことを日に日に感じるようになった




何度か茜ちゃんや玲奈ちゃんと買い物に行ったり蓮と一緒に繁華街をデートしたり・・・




あたしと蓮との夏休みは駆け足であっという間に過ぎて行った




季節は無情にも過ぎて行く・・・・・




蓮と過ごした夏も終わり、秋風が吹くようになり・・・・




気が付けばあっという間にコートを羽織る冬の季節を迎えていた




年末も新年もばたばたと忙しく過ぎてカレンダーをふと見ると蓮の卒業まであと一か月



早いなあ・・・・蓮と一緒に居られるのもあと少し




あたしはそっとカレンダーをめくり丸印の付いた日付を食い入るように見つめる



丸印は卒業式・・・・蓮がアメリカに旅立つ日がすぐそばまで来ていてあたしの心はそれだけでさざ波が打つように乱れるのがわかった



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