続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
それから卒業式までの期間はとても慌ただしかった



大学近くに借りたマンションへの引っ越し準備や諸々の手続き・・・



その間に度々、お母さんのお見舞いに行ったり・・・・まあ相変わらずお母さんの中では
あたしは莉子ちゃんのお友達の域を超えていないけど・・・




だから蓮に大学に受かったことも、一人暮らしをすることも忙しさにかまけて言い忘れていた




本当に言い忘れていただけなんだけど・・・・言わなくちゃいけないとは思っていたんだけど



そんなこと言い訳にしか聞こえないか・・・ははは




だからこの頃蓮の機嫌はすこぶる悪い



卒業式が終わったらすぐ入籍して一緒に暮らそうとマンションを内緒で用意していたらしく・・・



ふたりで家具を見に行こうとか色々言ってる蓮に話した時の蓮の豹変ぶりは忘れられない



「あ?一人暮らし?大学?!お前何言ってんだ!新婚早々別居婚かよ」



「言わなかったのは悪いと思ってるけど・・・・あたし、栄養士になりたいの、だから大学卒業するまで蓮我慢して・・・お願い」




「・・・・・・ったく、なんでこうなるんだよそもそもマンションをあの龍音寺さんが用意したってのも気に喰わねえし・・・」




自分の部屋のソファに座って腕組みをしたまま不機嫌そうにあたしを見つめる瞳は少し悲しげに揺れていた
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