続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
蓮side


晩御飯を食べながら呟いた哲也さんの一言が俺の頭にずっと響いている



「可愛い娘を極道の姐さんにするつもりはねえ・・・・」



あたりまえだ・・・・哲也さんにとって莉子は目の中に入れても痛くないほど可愛い娘



何処の世界に自分の娘をヤクザなんぞに嫁がせたいと思う親がいるだろうか



いくら親友だとはいえ、いや親友だからこそ近くでずっと親父の言動を見てきた哲也さんだからこそ言えるんだろう



でもだからと言って俺は莉子を諦められるのか?



自問自答するが答えなんて決まってる



俺の嫁さんになるのはあいつ意外に・・・・莉子以外の女は考えられねえ




拳を痛いほどぎゅっと握りしめる




俺は皆に祝福されて莉子にウエディングドレスを着せてやりたい



だから哲也さんに男として認めてもらわなければ・・・・



心にそう誓って隣の和室にいる哲也さんの元へ向かった



台所にいる莉子に目をやると忙しそうに片づけをしているようだ



「お父さん!お風呂湧いたら先入っちゃってね!」



莉子の元気な声が部屋に響く



忙しそうに動き回る莉子に思わず目を細めた
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