続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
暖かい・・・・なんだろうこの安心感



寝ぼけた頭をフル回転させる・・・あれ?あたし蓮の寝てる部屋でテレビ見てた・・・よね?



気が付けば腕枕をされて抱き枕のように抱きしめられて眠っていたあたし



あたし・・・・あのまま寝ちゃってた?




薄ら目を開けるとすーすー寝息を立ててぐっすり眠る蓮の顔が目の前にあって・・・




金色の髪がちょっと乱れている蓮の端正な顔が目に入ってきた




どきっと心臓が静かに波打った



寝ている姿も色気があって格好いい・・・なんて反則だよ




あたしは蓮の前髪をそっと撫でてみる



まったく起きる気配のない蓮に苦笑いしながらゆっくり起き上がった




朝御飯作らなくちゃ・・・・・



そろそろ起きないとお父さん遅れちゃうよね



立ち上がろうとするとぐいっと力強く引っ張られ布団に逆戻り




「ひゃっ・・・・ちょ・・ちょっと!」



「莉子・・・・何処行くんだ?」



寝起き最悪な蓮の胸の中にあたしは再び包まれていた





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