続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「こいつは俺の女だ!莉子を傷つけるようなことをした奴は男はもちろんだが女でも俺は容赦しねえから覚えとくんだな!莉子に喧嘩売るってことは俺に喧嘩売ってんのと同じことだ
わかったらさっさと帰れ!」



蓮の凄い剣幕にみんな圧倒されてそそくさと帰り支度をし始める


さっきこそこそ話していた女子も逃げるように教室を出て行く



教室に残ったのはあたし達三人とことの成り行きを黙って見ていた涼くんと拓巳くんだった




拓巳くんは棒付きの飴を口にくわえながらあたしと蓮に近づくとあたしの頭をくしゃくしゃと
撫でた




「莉子ちゃんごめんな~うちのクラスの女子がこそこそと酷いこと言っちゃってさ、嫌な思い
させちゃったけど蓮も女の子に向かってそんな怖い顔で言わなくても・・・・全く・・・」



「拓巳!莉子に触るんじゃねえ!」



蓮は拓巳くんにそう言いながら頭をこつんと叩いた



「いってえ!なんだよ叩かなくてもいいじゃん!全く莉子ちゃんのことになると途端に人が変わるっていうか余裕がないっていうか・・・・」




「仕方ないでしょ・・・・拓巳、今に始まったことでもないし・・・それよりも莉子ちゃんが蓮の教室まで来るなんて珍しいけど何かあったの?」



涼くんが眼鏡を直しながらあたしに問いかける



あれ・・・・?あたしなんで蓮の教室に来たんだっけ?



そうだ!慎ちゃんに放課後空けとけってメールがきたから来たんだっけ



そう思ったあたしは素直に涼くんに言葉を放った




「慎ちゃんから放課後空いてる?ってメールが来たから久しぶりの再会だしゆっくり話がしたいと思って教室まで来たんだけど・・・・」



「そう!ゆっくり二人っきりでお茶でもって思って誘ったんだけどなんかまずいことでも?」




平然とそう答える慎ちゃんに蓮の眉間の皺がより一層深くなる



蓮がたいそうお怒りのようであたしは自分の軽率さにほとほと呆れて・・・・



慎ちゃんが二人っきりって強調してるように思えるのは気のせいだろうか








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