しわくちゃになったら、会いに行きます。


 助手席から、外を眺める。


 バスケットの練習が解散したのは、外灯がぽつぽつと灯りはじめる頃だった。


 楽しかったなぁ。


 見てるだけだったけど。


 お兄ちゃんのプレーにいちいち感動してた彰太くんも、満更でもなかったみたいで。




 「ご機嫌だな、朱里」




 運転しながら、お兄ちゃんは楽しそうに言う。


 ご機嫌なのはお兄ちゃんでしょ。


 とは言わないけど。


 実際、見ててわくわくしたし。


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